「昨日のアイツはNOISEだと思う。ちょっと登場が不自然すぎるよね。」
スリースピーカが生活する家。そのリビングで、3人が会議を開いていた。
煌華の言葉に、初葉は苦笑し秩太はため息を吐いた。
「タイミング良すぎるよなぁ。生徒会主催イベント直前に役員が接触してくるとか。」
「練習場所を探すって言ってたのに楽器も持ってなかったしね。」
「異世快斗はNOISEの可能性が高い。そうなると問題は……防人跫太郎は敵かどうかだ。」


〜Cannibal From Carnival 2〜


「アイツら優勝候補間違いナシだね、流石はスリースピーカ。」
学校の屋上で、快斗と跫太郎の2人が話している。
跫太郎の言葉に快斗が小さく笑って……その目を、細めた。
「普通に楽しみにしてる奴も多いんだ、あんまりはしゃぐなよ?」
「りょーかい、と言いたいところだけど……無理だろね。」
跫太郎が苦笑しながら、フェンスの向こうを見やる。
その直後、フェンスが真っ二つに斬れた。
「よォ、久しぶりだな跫太郎。」
「おや、誰かと思えばシンバル君か。こないだは依織がどーも。」
「快斗も久しぶりだな。で?五黒鍵の仇討ちとかそんな感じか?」
新春と快斗が睨み合う。その横で、跫太郎が笑った。
「そっちこそ……スコアのことは、吹っ切れたのかな?」
屋上の一角が、吹っ飛んだ。


「頼むよシンちゃん。学校でそんな大騒ぎ起こすなんて。」
スリースピーカの自宅。なぜか居る新春と托人。目の前にお茶を置く煌華。
「悪かったって。ところで、今日は初葉と秩太は?」
「まだ学校で練習してるよ。僕もホントは練習するつもりだったんだけど……」
「今日のことで帰ってきてもらったんだよ。……で?ショウでも来たの?」
「うんにゃ。キョータロと快斗。2人とも3年ぶりぐらいか?」
ひひひっと笑ってお茶を飲む新春。
托人も一口だけ口に含んで、置いた。
「じゃあ、なんでそこまで怒ったの?スコアのことでも言われた?」
「……それを、煌華が居る場所で口にするなんて信じらんねェ。」
「スコア?初めて聞く名前だけど。」
新春が俯く。それを見て煌華が首をかしげ、托人が苦笑した。
「スコアってのはね、5年前にショウに殺された僕らの仲間だよ。」
「……それと僕と新春と、何の関係があるって?」
「知る必要は無い。お前は今は、学園祭のことだけ考えてりゃいいさ。」

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